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2024 年 10 月 5 日(土)『PLATEAU(プラトー)』アイデアソン in さいたま 開催レポート
シビックテックさいたまでは、テクノロジーに苦手意識を持っていたり、普段馴染みがなかったりする人たちでも参加できるように、日ごろから「入門編」「初心者向け」として、勉強会やイベントを開催しています。
2024 年 10 月 5 日には、国土交通省が推進する『全国の3 D 地図データ PLATEAU』を活用してさいたま市で何が出来るか?を考えるために、一般の方や地域課題に取り組む NPO、学生、エンジニア、デザイナーなどを対象とし、PLATEAU について学んだり、活用アイデアを考えたりするイベントをさいたま市大宮区「エムズスクエア(武蔵野銀行本店 2 階)」で開催しました。
利用アイデアを考えるためのインプットとして、まずは国土交通省都市局国際・デジタル政策課デジタル情報活用推進室の春名さんに PLATEAU プロジェクトの概要と、3D 地図データを利用した全国各地の活用事例をお話いただきました。
続いて、実際 PLATEA のデータをプレビューできるラウザベースの Web アプリケーション「PLATEAU VIEW」を使って、デジタル空間に再現された街を見たり、触ったりする体験をしました。使い方のレクチャーは、「PLATEAU VIEW」の開発に携わった株式会社 Eukarya の荻原さんに担当していただきました。
最後に、「ゲーム」「教育」「街づくり」など複数のテーマ毎のグループに分かれ、PLATEU データを活用して地域でなにができるのか?を考えるアイデアソンを実施しました。
「街づくり」では、人口が増えマンションの新築ラッシュが進むさいたま市で、住民説明会や街づくりについて住民が考えるために PLATEAU データが使えるのではないか?というアイデアや、工事が続き移動が煩雑になった駅構内の案内サービスができないか?など、実体験に基づいた意見が出ました。「ゲーム」では、人間ではなくネコに視点で街をみたら面白いのでは?というアイデアなどが生まれました。
参加者の方から寄せられた感想では、「名前だけは知っていた PLATEAU を実際に触って学べたり、色々な視点で皆さんとアイデアを考えられたりして良い機会になった」という声を多くいただきました。
シビックテックさいたまでは、今後も地域の人たちの身近な問題意識を洗い出し、それを具現化するためのサポートを続けていきます。
<後援>さいたま市 <協力>国土交通省、株式会社武蔵野銀行、アーバンデータチャレンジ埼玉拠点
レポート:シビックテックさいたま 桑原