私たちの環境は、ITの進化によりかつてないスピードで変化しています。
一方では、“いち生活者”としての自分もいて、ご飯を食べたり、散歩したり、道端であいさつを交わしたり、昔と変わらない日々を過ごしています。
2009年にアメリカで始まった「シビックテック」の活動とは、地域に必要な仕組みを市民と行政が一緒になって考えたり、ITやデータを活用してその仕組みを具現化したり、すでにある公共サービスをみんなで使いやすいものにしたりする活動のことを指します。
日本では、2011年の東日本大震災を機に、ITエンジニアたちが自分たちの開発スキルを使って社会に貢献にできることはないかと活動をスタート、2013年に「Code for Japan」が誕生、その想いは全国に広がり、今では80以上の団体がシビックテックに関する取り組みを行っています。
行政サービスや巨大IT企業に頼るだけではなく、“いち生活者”としての視点をもちながら、必要なものがあれば自分たちでつくる、間違いがあれば自分たちで修正する、そのテーブルに行政や企業ものってもらう。
それによりうまれたサービスは、個々の知識や知恵、経験、いろいろなものが集積された、みんなでつくる・みんながつかえるオープンでフラットな仕組みになります。
私たち「シビックテックさいたま」も、さいたま市に住む“いち生活者”のみなさんの知識や知恵をいかして、地域に必要なサービスをつくったり、公共サービスを使いやすいものにしたいと考えています。
そのためには、サービスづくりに必要なデータや資源を行政や企業からも提供してもらえるようにすることや、いろいろな人が集れる場をつくること、そして、私たちが「シビックテック」のおもしろさを伝えていくことが重要です。
まずは、一緒に「みんなでつくる・みんながつかえるオープンでフラットな仕組み」について考えてみませんか。